1〜3歳児の絵本
[14ひきのあさごはん]
作:いわむら かずお
14ひきのねずみの家族のお話です。なんといっても、絵が細かくて可愛い!大きな木の中が家なのですが、朝ごはんをつくるために野いちごを摘みに出かけたり、台所ではおばあちゃんとおかあさんがパンづくり。おとうさんとおじいちゃんは外でスープをつくります。みんなが揃うとお庭のテーブルで朝ごはんがはじまります。その様子がすごく温かくて幸せが伝わってきます。14ひきの絵本シリーズは何種類も出ているようですが、どれもきっとステキな世界が広がっていることでしょう。
【いわむら かずおさんの紹介】
1939年東京生まれ。東京芸術大学工芸科卒業。1975年東京を離れ、栃木県益子町の雑木林の中に移り住んだそうです。14ひきシリーズの森の様子は、ご自身の身近な世界なのでしょうか。「14ひきのシリーズ」(童心社)や「こりすのシリーズ」(至光社)は国内だけでなく、フランス、ドイツ、台湾などでもロングセラーとなり、世界の子どもたちに親しまれています。1998年栃木県馬頭町に「いわむらかずお絵本の丘美術館」を開館。絵本・自然・子どもをテーマにしたこの美術館に行ってみたいものです。
1939年東京生まれ。東京芸術大学工芸科卒業。1975年東京を離れ、栃木県益子町の雑木林の中に移り住んだそうです。14ひきシリーズの森の様子は、ご自身の身近な世界なのでしょうか。「14ひきのシリーズ」(童心社)や「こりすのシリーズ」(至光社)は国内だけでなく、フランス、ドイツ、台湾などでもロングセラーとなり、世界の子どもたちに親しまれています。1998年栃木県馬頭町に「いわむらかずお絵本の丘美術館」を開館。絵本・自然・子どもをテーマにしたこの美術館に行ってみたいものです。
[しろくまちゃんのほっとけーき]
作:わかやま けん
しろくまちゃんがホットケーキをつくる様子が丁寧に描かれています。泡立て器で生地を混ぜるシーンでは、そこら中に生地が飛び散ってしまうのですが、一生懸命混ぜているのが愛らしいです。フライパンに入れたホットケーキの生地が焼けていく様子は見開きいっぱいに描かれていておいしそう。この絵本を読んで「ホットケーキをつくりたい」と言う子がたくさんいるだろうなと思います。シンプルな中に個性やこだわりがあって色鮮やか。なんとも可愛らしい絵本です。
【わかやま けんさんの紹介】
1930年岐阜県生まれ。グラフィックデザインの世界から児童書の世界へ入られたそうです。『きつねやまのよめいり』(こぐま社刊)では、第16回サンケイ児童出版文化賞を受賞。代表作である明快な線と鮮やかな色で幼児の生活を描いた『こぐまちゃんえほんシリーズ』(こぐま社刊)は累計1000万部を超えるベストセラー。『しろくまちゃんのほっとけーき』はなかでも人気作品です。
1930年岐阜県生まれ。グラフィックデザインの世界から児童書の世界へ入られたそうです。『きつねやまのよめいり』(こぐま社刊)では、第16回サンケイ児童出版文化賞を受賞。代表作である明快な線と鮮やかな色で幼児の生活を描いた『こぐまちゃんえほんシリーズ』(こぐま社刊)は累計1000万部を超えるベストセラー。『しろくまちゃんのほっとけーき』はなかでも人気作品です。
[ねんねんよー]
作:ましま せつこ
これは子守唄の絵本です。長く歌い継がれている、日本の子守唄と外国の子守唄が14曲収められています。最初は子守唄なんて!と思いましたが、結局全部覚えて、寝かしつけのときに歌うようになりました。うちの娘はなかなか寝付けない子だったので、とても役に立った一冊です。日本最古の子守唄や地方で歌い継がれてきたものもあって、独特な方言のなかに温かさを感じ、歌いながら昔の日本の風景が思い浮かびます。いつの時代になっても、親が子を思う気持ちに変わりはないことにも気づかされます。この本にはCDがついていますが、ぜひお母さん自身がお子さんに歌ってあげてみてください。
[きいろいのはちょうちょ]
作:五味 太郎
きいろいのはちょうちょ… 見つけた!と思ったらちょうちょじゃない。その繰り返しなのですが、それがとてもおもしろいんです。しかも、ページが小さくくりぬかれているなど仕掛けがあるので、親子で楽しめます。丁寧に描かれた独特の絵は、味わい深いです。五味さんの絵本はどれも見ていて楽しくて、「そうきたかー!」という変化球のようなおもしろさが散りばめられています。作品は450作を超え、世界中で翻訳出版されているものも数多くあります。私はそんなにたくさんの作品を描かれているとは知りませんでした。つくり手の遊び心が感じられるので、純粋に楽しめる作品ばかりです。
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