おすすめの絵本作家

絵本が大好きな私には、お気に入りの作家さんがたくさんいます。
その中でおすすめの作家さんを選ぶのはとても難しいのですが、ここでは私がおすすめする作家さんベスト3をご紹介します。
これからも魅力的な作家さんに出会えることを楽しみにしています。

谷口 智則

出身:福井県越前市
代表作:『せかいいちながいゾウさんのおはな』
『カメくんとアップルパイ』
私が住んでいる大阪府四條畷市が誇る絵本作家さんです。学生時代は金沢美術工芸大学で日本画を学ばれていたので、そのタッチは絵本制作にも活かされているそうです。とにかく谷口智則さんの絵が大好きな私。淡い色使いに、ぼやけた輪郭が温かな印象を与えてくれます。キャラクターのデザインも愛嬌たっぷりで、とぼけた表情がなんとも愛らしいです。ご本人についてもっと知りたい方は、こちらのサイトをご覧ください。

[谷口智則オフィシャルサイト]
http://tomonori-taniguchi.com/

また、谷口智則さんは出身地である大阪府四條畷市の観光大使を務められており、地元活性化のためにさまざまな活動を行われています。そんな活動の一環として四條畷の地域情報紙『なわて散歩』の表紙を描かれています。『なわて散歩』は、犬の散歩ルートからまちの姿を見つめなおす「お散歩ルート」。地元の寺社仏閣のイラストルポ「伝説めぐり」。廃道探検が趣味の中学生による「中学生がゆく廃キング」など、特集されているのが地元目線の情報ばかりです。そのほかにも四條畷には、谷口さんの作品とふれあえる機会があちこちにあります。
ウェブマガジン greenz.jp
http://greenz.jp/2016/01/28/shijonawate/
上記のサイトでは、谷村智則さんの活動について記事にまとめられています。谷口智則さんの作品を感じながら生活できるのは四條畷市だけ。かくいう私も、ここに住むことに決めた最後の一押しは、大好きな絵本作家さんの作品に身近に触れる暮らしができると思ったからでした。そんな理由の物件探しにも本気で応援してくれた不動産会社様をご紹介しておきます。ぜひ周辺でのお住まいを考えている方がいらっしゃたら、利用してみてください!
フロンティア不動産販売「四條畷市」
https://www.frontier5566.com/area/27229/

かこ さとし

出身:福井県越前市
代表作:『からすのパン屋さん』『だるまちゃん』
言わずと知れた日本が誇る絵本作家さんです。1926年、福井県に生まれて戦争を経験。17歳のとき、働いていた軍事工場から友人に向けて手づくりの回覧雑誌をつくったそうです。東京大学工学部応用化学科を卒業。大学では演劇研究会に所属し、子ども向けの演劇脚本を書きはじめられています。その後、子どもたちに科学の本質を正しく、楽しく伝えたいと科学絵本の制作に尽力されました。2009年にはその功績が日本化学会から認められて特別功労賞を受賞されています。「だるまちゃんシリーズ」は科学とは関係のない絵本ですが、私は細かな部分までしっかり描かれている絵が好きで、時間をかけてじっくり見入ってしまいます。
ご本人についてもっと知りたい方は、こちらのサイトをご覧ください。

[かこさとし公式サイト]
https://kakosatoshi.jp/profile/

いわむら かずお

出身:東京都
代表作:『14ひきのひっこし』など『14ひき』シリーズ 『かんがえるカエルくん』
1939年生まれで、戦争を経験している絵本作家さんです。有名な『14ひき』シリーズには、戦争でバラバラになった家族が再会でき、そのとき感じた「みんなで一緒に居るのが一番の幸せ」という気持ちが込められているそうです。それを知ってからこの14ひきシリーズを読むと、とても温かな気持ちになります。家族の大事さや、一緒に居ることの幸せといった気持ちを感じてもらうため、子どもに読み聞かせるのにはぴったりの絵本だと思います。最近では「14ひきのあさごはん」という作品がフランス語に翻訳されて、パリの子どもたちに読まれているそうです。絵本もグローバル化の時代ですね。現在は東京から群馬県に移り住み、「いわむらかずお絵本の丘美術館」の館長を務めながら農業などをして暮らされているようです。

[いわむらかずお 絵本の丘 美術館]
http://ehonnooka.com/
こちらは、いわむらさんが館長を務められている美術館のサイトです。 いわむらさんの絵の雰囲気は淡く温かみのあるものが多いですが、「かんがえるカエルくん」シリーズはまったく違うタッチで描かれています。線が一本一本くっきりと描かれていて、絵もすごくシンプルです。対照的に内容がとても濃くて、自分のことや自分の周りのことについて、素朴に「なぜ?」「なぜ?」とカエルくんが考える姿には、子ども向けとは思えないほどの深みを感じます。